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大企業からベンチャー創業へ!やりたいことを突き詰める、ミームグライダー社長の起業スタイル<後編>

ビジネス

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 大学院、ラボ、CVC......、様々な花形部署を経て、20年間勤務したニフティ株式会社を退社し、カテゴリ別のニュースとコミュニティを融合したサービス「ミーム・センス」を立ち上げた杉本宏史さん。インタビュー後編では、ミームグライダー株式会社のベースとなっているインターネットカルチャーへの思い、そして現在も自らサービス開発を行なっていると言うクリエイティビティの秘密、さらには今後の展望について迫っていきたい。

■創造性を重視しているのは、変化し続けるネットの世界で生きて来たからこそ

――社名の由来を教えていただけますか?

「ミーム」という言葉はいわゆる学術用語で「人から人へ広がって行く文化情報」のことです。そして「グライダー」は、様々な場所に広がって行くイメージ。つまりカルチャーが広がって行くようなサービスをやりたいという思いを込めて命名しました。

 もう1つは若干マニアックな話なのですが、数十年前「ライフゲーム」という人工生命のソフトがあったんです。これは四角形のセルを用いて、生命の誕生、進化、淘汰をシミュレーションしていく、なかなか面白いゲームでした。その人工生命の中に「グライダー型」という拡散していくものがありまして、そこに引っ掛けています。弊社のロゴも、実はこの「グライダー型」のパターンを引用しているんです。

――なるほど、そんな意味が隠されていたのですね。ちなみに御社のコンセプトは「文化と技術の融合」とお聞きしたのですが。

 そうですね。私はパソコン通信の時代からネットワーク・サービスに携わってきました。これまでにもネットの世界では様々なカルチャーが生まれてきました。例えば、パソコン通信時代ならば「フォーラム」などの誕生が挙げられます。我々もそうした文化が生まれるようなサービスを提供したいと考えています。

――杉本さんが会社経営をしていく上での楽しいと感じるところはどんなところですか?

 大企業では多種多様な雑務をこなければいけません。しかしベンチャーならば、純粋にサービスのことだけを考えていられる。私は「インターネットはカルチャーが生まれる場であるべきだ」と思っているのですが、そうした自分の考え方を実現するためだけに動けるというのは喜ばしいですね。

――ではお仕事においてもっとも大事にしていることはなんでしょう?

 何か新しいアクションを起こす時にはクリエイティビティが必要だと思っています。我々の仕事はモノを生み出して行くことがメイン。もちろんサービスを作る時だけでなく、例えば新しい仕事の手続きを決める時も、常にクリエイティビティを持ってのぞんでいるつもりです。

――自分たちの会社をとりまく時代の流れと、これからの秘策などお聞かせいただけますか。

 私はおよそ20年間ネット関連の企業で働いていましたので、比較的長い間この業界の変化を見てきたと思っています。その経験から考えますと、状況は常に変わり同じことが繰り返されることはありません。ここ1、2年はスマートフォンの普及が進んで、「普通の人」にとってもインターネットが身近なものとなって来ています。ですから、いわゆるネットのヘビーユーザーではなく、本当に普通の生活をしている方々のニーズに応えるサービスを提供したいです。もう1つは、弊社の基本技術でリアルタイムのチャットシステムがあるのですが、これを使って人と人とがリアルタイムで繋がるシステムを作って行きたいと思っています。

――今後、そうしたサービスの展開は考えられていますか?

 現在展開している「ミームセンス」はコミュニティであり、友達同士が繋がる場です。まずは、そこでコミュニケーションが取れる様にして行きたいですね

■ミームグライダー
http://www.memeglider.com/

■前編はコチラ
http://rn2btt.radionikkei.jp/business/000901.html

2015.01.21 |

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