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福岡発!10万ダウンロードを突破した自治体関連アプリ「i広報紙」の魅力

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 為になる行政情報が数多く掲載されているにもかかわらず、意外にも地域住民の気に留まっていないのが自治体の広報紙。役所や公共施設でしか入手できないという接触機会の少なさが一番の理由となっている。

 そんな不便さに目をつけた福岡のベンチャー企業「ホープ」は、自治体が発行する広報紙やホームページの新着情報を閲覧できるアプリ「i広報紙」を開発。リリースからわずか1年ほどで10万ダウンロードを達成し、現在ではなんと300を超える自治体で導入される人気サービスへと成長させた。

 国内初の自治体情報アプリということもあり、ベンチャーシーンでも注目を集めている同アプリだが、そのビジネスの芽はどのようにして育てられたのだろうか? 同社で社長室長を務める田中悠太さんは、サービス立ち上げの経緯を次のように語ってくれた。

「きっかけは、東日本大震災でした。物流の機能が停止し、広報紙が出せないという現状を知ったことで、それではアプリで配信すれば良いのではないかと思いつきました。その後、広報紙や行政のホームページについて詳しく調べていくと、重要な情報や意外と面白い情報が掲載されている一方で、購読率の低下が著しいことが明らかになり、このミスマッチを解消するためには統一されたプラットフォームが必要だと考えたのです」。

■ユーザーの声を各自治体に届ける仕組みも検討

 もちろん、ニーズがあることはわかっても、世にないサービスを提供するということから、自治体への営業活動は苦労したという。それでも「300」という数字を突破できたのは、全国の広報担当者が情熱を持って広報紙を作っていることを知り、その想いに応えたいと訴えからだそうだ。また、スピード第一の開発体制で様々な仕掛けを用意し続けてきたことも勝因で、中でも「広報担当者の方たちが扱いやすいよう、素材提供やマニュアル作成を行ったことが最も大きかった」と分析する。

 そして、「現状では日頃から行政情報を見ている人の便利ツールに過ぎません。もっと行政情報に馴染みのない人でも楽しめるサービスするために、まだまだ変化や進化が必要」と話す田中さんは、オリジナルコンテンツの配信やユーザーの声を各自治体に届ける仕組みを追加など、まだまだアプリを成長させる気概を見せてくれた。

 自治体広報における新たな価値を創り出したといっても過言ではない「i広報紙」。地域の魅力を再発見するきっかけにもなるので、まだ利用したことがない人は是非とも一度のぞいてみてほしい。

■i広報紙
http://ikouhoushi.jp/

2016.03.01 |

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