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スタートアップ「FOVE」で新たな仮想現実世界にダイブしよう!

テクノロジー

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 仮想現実、通称VR(バーチャルリアリティー)と言えば、私たちの感覚の一部を仮想空間の中に閉じ込め、あたかも別の世界に自分がいるような疑似体験ができるという仕組みのことだ。映画でいえば「マトリックス」、最近話題のアニメなら「ソードアート・オンライン」と未来の世界を描いた作品にしばしば登場するこの技術であるが、あそこまで精緻な仮想空間に身を置くことができる日もそう遠くはないかもしれない。

 5月19日、よりリアルなVRを体感できる新しいヘッドセット「FOVE」が、クラウドファンディングサービスでお馴染みの「Kickstarter」で資金調達キャンペーンを開始した。同機は、従来のVRヘッドセットには内蔵されていなかった視線追跡機能を搭載し、目の動きで自在に360度の仮想空間を堪能することができるというもの。この機能が内蔵されることで、例えば目線の動きでシューティングの焦点を合わせたり、空間内のキャラクターとアイコンタクトをとるといったことができるようになるという。従来のヘッドセットを装着経験者ならその画期的な技術に脱帽した人も多いかもしれないが、このFOVEではより一層、現実空間にかなり近い感覚でVRを楽しむことができるというわけだ。

 同日、東京・秋葉原で行われたキックオフ発表会では、FOVE株式会社CEOの小島由佳氏や同社のロックラン・ウィルソン氏、"ギーク女優"として知られる池澤あやかさん、そしてFOVEを使い視線でピアノ演奏にチャレンジする「Eye Play The Piano」プロジェクトに参加した筑波大学附属桐が丘特別支援学校に通う沼尻光太君が登壇。イベントのトークセッションでFOVEを初体験し、ゲームをプレイした池澤さんは「ゲームは手で操作するものという固定概念がくつがえされた。斬新で面白い」と驚いた。

「視線追跡機能を用いてゲームをプレイすれば、マウスやキーボードで操作する以上のスピードでキャラクターを操ることができる」と小島氏。「ゲームとしての楽しみ方はもちろんだが、今後は医療現場や自動車の運転シミュレーションなど、さまざまな分野で活躍させたい」とも語った。

 Kickstarterでの資金調達目標は25万ドル。出資額に応じ、200台までは349ドル、400台までは375ドル、それ以降は399ドルで出資者に同機が進呈される。新たなVRの世界を体感したい人はぜひ出資してみてはいかがだろうか。

■FOVE
https://www.kickstarter.com/projects/fove/fove-the-worlds-first-eye-tracking-virtual-reality

2015.05.21 |

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