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テクノロジーは雇用を減らすだけじゃない!新業種「ドローンパイロット」誕生

June 2, 2016

 既存のヘリ空撮の5分の1から10分の1程度の価格帯で空撮を実現できることから、市場が急成長しているドローン空撮。国内の商業用ドローン市場は2030年には1000億円を超えると言われてる。そんな市場を見据え、株式会社FLIGHTSは適切な料金で高品質な空撮を実現する「DroneAgent」をスタート。

「私がDroneAgentを作ったのは、大学時代の航空部での経験がきっかけです。航空部というのは、グライダーで一定の距離を滑空するスピードを競う競技で、全国大会や早慶戦まである本格的なスカイスポーツです。そんな中で私は、空や航空機も好きでしたが、むしろそれを好きなことにのめり込む、ある意味で純粋な彼らといる時間がとても好きだったんです」。そう話すのは、株式会社FLIGHTSの代表取締役である峠下周平さんだ。

「しかし、卒業とともにほとんどの仲間は空に関わることを諦め、別の道を歩んでいます。空に携われる職業のパイは大きくなく、就職活動も難しいからです。ところが、近年ドローンの誕生に伴い、いわゆる"ドローンパイロット"という職業が誕生する兆しを見せています。そのとき、自分の大学時代の思い出を振り返って、ドローンパイロットが職業として根付いている世界を作りたいと思いました」(峠下さん)

 実際に何人ものドローンパイロットと話し合いの場を持つ中で、技量のあるパイロットに客がまったくおらず、経験の浅いパイロットに実力以上の案件が来ているといった業界の不健全さを知ったという。それを改善するため、マーケットプレイス型のモデルが必要だと感じた峠下さんはDroneAgentを創設する。

「DroneAgentの魅力は"多数のパイロットの存在"だと思います。ドローンパイロットになられる方の経歴は多種多様で、航空機の教官からIT企業の元社長までいらっしゃいます。そういった方たちが自分の強み+空撮スキルを販売する場所がDroneAgentですから、パイロットから話を聞いて、彼らと信頼関係を築いていく瞬間がとても楽しいです」(同)

■40名を超えるドローンパイロットが待機

 株式会社FLIGHTSは今年3月に設立したばかり。もともとは個人としてサービスを運営していたが、法人向けのニーズが多数のため正式に会社として立ち上げた。

「他社に負けない強みは、全国から登録していただいている多数のドローンパイロットの存在です。現在では40名を超え、幅広い技量・経験・機材を持ったパイロットの方々を抱えています。そのため、不動産空撮やPR映像の作成など、案件の性質に応じて最適なパイロットを紹介することができます。また、各パイロットのスケジュールを把握していることから、急な案件にも対応が可能です」(同)

 顧客が満足できるドローンサービスを提供するため、各パイロットの制作実績や技量の見極めや案件ごとの飛行ルートの検討、安全管理を徹底。現在は単純空撮(写真/動画撮影)が中心だが、将来的にはパイロット育成事業や測量などの空撮分野へも挑戦していく。国内全体のドローン市場を牽引するサービスであることは間違いなさそうだ。

■DroneAgent
https://droneagent.jp