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人工知能がアートを産む? GoogleがAIで音楽や絵画を作り出す新プロジェクトを発足

June 24, 2016

 画像や音声の認識をはじめ、Googleはあらゆる分野に人工知能を活用し、便利なサービスやアプリを開発している。また、2015年夏に発表されたGoogleの人工ニューラルネットワーク「DeepDream」が描いた奇妙な絵が、人々に大きなインパクトを与えていたのも記憶に新しいだろう。

 そんなGoogleが2016年の夏に着手するのは、人工知能で絵画や音楽を生み出すプロジェクト「Magenta」だ。これは、同社のディープラーニングプロジェクトであるGoogle Brainから派生したものであり、オープンソースの学習システムTensorFlowをベースに行うというもの。GitHubでコードやサンプルを公開しており、開発者やアーティストが参加しやすいようにもなっており、コミュニティが生まれることも想定している。

 同プロジェクトを立ち上げたダグラス・エック氏は、やはり冒頭で述べたDeepDreamから影響を受けて、Magentaを実行するに至ったという。絵画や音楽を創造するためのアルゴリズムを開発し、そのアルゴリズムでアート作品を生成することを目指している。さらに、Magentaのパフォーマンスモデルが演奏した、シンプルな音楽もすでに公開された。

 遠いようで近い、テクノロジーと芸術の世界は、上手に融合することで未来のアートの可能性を切り開いていくのでは。現に、音楽やイラストの制作ソフトの進化によって、多くの才能あるアーティストを輩出してきたのだから。

■Magenta
http://magenta.tensorflow.org/welcome-to-magenta