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ロボット産業の新星! 福島大学発のベンチャー企業「ミューラボ」に注目

June 28, 2016

 政府が提唱する「一億総活躍社会」の実現のため、東邦銀行が創設した「とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド」。地元の福島県とともに歩み、地域の活性化に貢献してくれるスタートアップへ投資をすることを目的としている。そうしたなかで、福島大学発「認定」第1号のベンチャー企業として知られるミューラボに対して投資を実施したことが発表された。

 福島大学共生システム理工学類の研究員である伏見雅英氏が代表となり牽引するミューラボは、ロボット部品の技術開発に取り組むベンチャーだ。元福島大学副学長の高橋隆行氏の研究室では、減速機に用いられる「クラウン減速機」を開発しているが、これは現在広く使用されている遊星歯車減速機構に比べて、「高精度」「軽量化」「小型化」を可能とする画期的な技術で、様々な業界から注目を集めている。医療機器に使用できれば、手術の精度も劇的に向上させることができるだろう。

 代表を務める伏見氏は投資される資金の使い道について、「減速機歯型の量産加工機の導入と、さらなる開発促進のための人材の獲得に使いたい」と話してくれた。今後は、2016年度中に最初の商品となるクラウン減速機のサンプル品の出荷を、2017年度よりクラウン減速機の量産品の出荷を予定しているという。

 医療の現場や製造工場の生産ライン、また原発廃炉作業の現場などでも活用が期待される特許技術を福島大学と共同開発するミューラボ。この技術力が円滑に製品化・事業化されれば、ふるさとへの貢献は計り知れない。

 アカデミック発のベンチャー成功事例となり、日本中の大学の研究機関を刺激していってほしい。

■ミューラボ
http://www.mu-lab.com/