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世界を変えるために役立つアプリにも選出! いじめ撲滅ツールが子どもを救う

July 25, 2016

 様々な対策が講じられてるにもかかわらず、ここ数年「いじめ認知件数」は、7〜8万件を推移しているという。しかもこの数字は、あくまで学校サイドが把握しているもの。実際にはさらに多くの「いじめ」が発生していると考えて間違いないだろう。そんな出口の見えない社会問題を、ITの力を使って解決してしまおうという動きがあるのをご存知だろうか。

 STOPitは、いじめなどの不適切な行為を報告・相談するアプリと管理者向けの問題解決ツールを融合したサービス。いじめを目撃した子どもたちは、スマートフォンやPCなどを通じて、テキスト、画像、動画などを使って匿名で報告することが出来る。これまでは発見が難しかったクローズド空間での「ネットいじめ」などにも力を発揮するのがセールスポイントだ。

 子どもから報告が届いた際には、登録している全ての教員にメールでアラームが届く仕組みとなっている。さらに管理ツール「DOCUMENTit」には、どの教員が、どのような対策を取ったかなどの履歴を記録出来るシステムを採用するなど、大人たちがスピーディーかつ確実な対応をするためのシステムが満載されているという。

 既にアメリカでは、約6000校に導入されており、ニュース番組CNNからは「世界を変えるために役立つアプリ5選」に選出されるなど、教育現場において高い評価を受けていると言って良いだろう。

■日本の教育現場でも、いじめ報告のインフラへ

 その「STOPitモバイルアプリ」が日本に上陸した。販売を手掛けるのは、東京都港区に居を構えるストップイットジャパン株式会社だ。昨年5月に、たまたまSTOPitの考え方や具体的な取り組みを知ったという同社CEOの谷山氏は、即座に日本でこそ導入されるべきサービスだと確信。公式HPに日本での導入を早急に検討してほしいとのメールを送ったのだとか。谷山氏は、この事業に掛ける熱い思いを次のように語ってくれた。

「STOPitを全国の学校に広げ、一人でも多くの子どもたちの悩みや問題を早期発見、早期解決できる世の中をつくっていきます。ただSTOPitはあくまで、子どもたちが抱える悩みや問題の早期発見の道具です。最も大事なことは、悩んでいる子ども、少しでも異変が見られる子どもを見つけたら、声をかけてあげたり、話を聞いてあげたりしてほしいです。誰もが子どもたちに関わり、子どもたちの安心安全が守られて成長できる社会づくりを皆さんとともに目指せたらうれしいです」(谷山さん)

 同社では、より多くの教育現場への採用を目指すとともに、最終的にはいじめ報告先としてのインフラとなることを目指しているという。いじめに遭っている子どもを即座に守るだけでなく、抑止にも繋がりそうなSTOPit。

 見回り役を子どもたちに任せているため、教育的な効果にも期待できそうだ。これまで不可能だと考えられてきたいじめの撲滅が実現する日はそう遠くないのかもしれない。

■ストップイットジャパン株式会社
http://www.stopit.jp/

■STOP!t and Derek Jeter with Japanese Captions(日本語字幕)
https://www.youtube.com/watch?v=Tor4Gg904rI