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日本のスタートアップがアフリカで電力革命? 無電化地域で挑戦する新ビジネスとは

July 25, 2016

 未開拓の荒野が広がるアフリカでは、国民はインフラのきちんと整備された先進国とはまったく異なる不便な生活を強いられている。近年ではスマートフォンの普及により通信・IT環境は整いつつあるものの、電気に関しては未だ不便なままだ。

 この社会課題を解決しようと日本のスタートアップがいま懸命に頑張っている。Digital Gridというベンチャーが提供するサービス「WASSHA」がそれだ。WASSHAは、アフリカの村々に散在する小さな商店ソーラーパネルや充電バッテリを設置し、それらをネットワーク化することで電線網の代替機能を持たせようというもの。電力売上の16%が店の収入となる仕組みで、1店舗あたりの月平均利益は現在日本円に換算して2万円程度にまで伸びてきたという。

 こうしたビジネスを日本のベンチャーが実現できたのは、アフリカにはまだ電力の規制がないところにある。日本でもようやく電力の自由化が始まり、スマートメーターを設置すれば、どの電力会社からも電力が購入できるようになったが、そもそもアフリカにはこうした制度すら存在していない。そのため、電力の発電者と使用者を無駄なくルーティングできるのだという。

 21世紀はアフリカの時代と叫ばれるようになって久しいが、いずれアフリカ大陸で電力の覇権の握り合いが起きた時、こうした仕組みを事前に作っておくことは先行者利益に近いメリットをもたらせてくれる。その先陣をきったのが日本のベンチャーとなれば、今後の発展が楽しみなのは言うまでもないだろう。

■WASSHA
http://www.wassha.com/