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薄毛治療の大本命! 自分の細胞から毛髪を再生する新技術を資生堂らが開発

August 1, 2016

 いまでも多くの人を悩ませている薄毛や脱毛などの毛髪問題。中でも最も発症頻度が高いといわれているのが壮年性の脱毛症だ。その治療法としては、薬剤を直接頭皮に塗るか飲み薬を服用するのが一般的だが、継続性や効力の観点からまだまだ課題があるのも事実だ。

 しかし、再生医療の進化がめざましい昨今、東京医科大学の坪井良治主任教授を中心に東邦大学医療センター大橋病院と資生堂がタッグを組んで結成した毛髪再生医療の研究チームが、自分の毛髪から培養した細胞による治療法を確立していくことを発表し、多くの人々に希望の光を灯そうとしている。

 この方法であれば、免疫拒絶などの副作用がなく、必要な組織採取も直径数mm程度と侵襲性が低いため、女性も含め幅広い患者に安全性の高い治療を施せるようになるという。

 リーダーを務める坪井教授は「薄毛・脱毛に悩む患者さんは非常に多く、自家毛髪培養細胞を用いた細胞治療は新しい解決策となりえます。これまでは根本的な治療法がなく、特に、女性の患者さんは育毛剤以外には治療の選択肢が少なかったのが現状です。薄毛・脱毛に対する細胞治療法を確立することで、患者さんのクオリティー・オブ・ライフ向上に大きく役立つと期待しています」と今後の抱負について熱く語ってくれた。

 再生医療は私たちの健康や生活を劇的に変えてくれる画期的な技術だ。特にこうした悩み解決へ使われる時代が来れば、よりポジティブな社会作りに役立つに違いない。

■資生堂
http://www.shiseido.co.jp/