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東海地方の郵便局ではSIMフリーの格安スマホが買えるって本当!?

August 9, 2016

 『ポケモンGO!』の大ブレイクで、あらためて気付かされたのは、最早スマートフォンという存在が老若男女問わず必須のガジェットとなっていることだ。

「ポケストップ」と呼ばれるゲーム上で使用できるアイテムを手に入れることができるスポットには、小学生から既に定年を迎えているであろうお父さんまで、幅広い年齢層のポケモントレーナーたちが集っている。

 とはいえ、大手キャリアの通信料はまだまだ高額。そうそう通信ゲームに興じてもいられない。そんな風に感じている層にとってありがたいのがいわゆる「格安SIM」だが、どんなプランがあるのか、どんなスマートフォンを買えば良いのかは、イマイチ分かりにくい。正直まだまだ身近な存在とは言いがたいのが実情だろう。

 しかし、8月からそんな状況が一変するかもしれない。日本郵便が、東海地域の郵便局でインターネットイニシアティブ(IIJ)のMVNOサービス「IIJmio」の取り扱いを8月1日に開始したのだ。

■なぜ郵便局で格安スマートフォンを売ろうとしたのか〜インターネットイニシアティブ(IIJ)の狙い

「MVNO」とは、無線通信の回線設備を開設・運用せずに、自社ブランドでスマートフォンやタブレットなどの移動体通信サービスを行う事業者のこと。インターネットイニシアティブ(IIJ)は、業界で存在感を発揮する大手企業だ。そんな同社が日本郵便での販売を行おうと考えたのは、広く多くの顧客を獲得しようと考えたから。同社が情報を届けることの出来ない、高齢者、主婦、郊外、地方居住者、インターネット初心者にリーチするために、「顧客にシニアや主婦層が多い」「広範なエリアをカバーする店舗」「紙申込の販売形態にも対応可能」といった条件を満たす販路を検討し、日本郵便以外にナイトの結論に至ったのだとか。

 とはいえ販売の舞台は、およそ2万を超える郵便局だ。いざ具体的なプランや商品の構成、宣伝、販売などの検討段階に進んだときには、いわゆるインターネット初心者が求めるニーズの最大公約数の追求や訴求力の高い広告制作のために、試行錯誤を繰り返したそうだ。

■実際にはどのようなサービスとなったのか?

 その結果辿り着いたのが、「IIJmio」の音声通話対応SIMと富士通製のスマートフォン「arrows M03」のセットを、カタログを使って販売するという現在の形。初期費用は3000円、端末代金 一括払いの場合は、端末代金が32,800円で月々の通信代が1,600円、端末代金を分割で支払う場合は、月々2,980円(端末代 1,380円+月々の通信代 1,600円)の24回払い。国内音声通話料金は20円/30秒となる。

 また資料は請求方式となっており、専用のコールセンターもある。この資料には、平均的なキャリアとの料金比較や格安スマホでできることのご紹介も含まれている。さらに成約した顧客にはガイド本「ゼロからはじめるやさしい格安スマホ入門」を特典としてプレゼント。こちらはセット端末のarrow M03の操作画面キャプチャをふんだんに使用し、初めての方でも迷うことなく基本操作を覚えられるように工夫しているのだとか。

 MVNO業界で、ここまで懇切丁寧なサービスを提供する試みは前代未聞と言って良いだろう。このサービスについてIIJの担当者は次のように語ってくれた。

「現時点では、東海エリアのみになりますが、資料請求のカタログは郵便局の店頭でどなたでも入手できます。格安スマホに関心はあるけど良くわからないからと、尻込みをしたり、あきらめかけている方、そういう方にもぜひ本サービスをきっかけにご検討を頂きたいです。ぜひ大いにご活用頂き、存分にスマホライフを楽しんで頂きたいと思います。」(株式会社インターネットイニシアティブ 広報部 荒井 久仁子)

 株式会社インターネットイニシアティブでは、2020年までに100万回線という販売目標を掲げているのだとか。早期に全国での展開を実現し、より多くの顧客にサービスの提供を行っていきたいと意気込んでいるという。

 ちなみに、この富士通製のスマートフォン「arrows M03」は、『ポケモンGO!』を存分に楽しめるスペックを備えているとのことだ。

■IIJ、個人向けモバイルサービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」とSIMロックフリー端末をセットにしたIIJmioの格安スマホを、郵便局に設置するカタログで販売開始
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2016/0705.html

■富士通製「arrows M03」(IIJmio)
https://www.iijmio.jp/device/fujitsu/arrowsm03.jsp