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リクルートがテクノロジーで高齢者支援! 独自のビジネスモデルの構築へ

August 18, 2016

 スーパーマーケットまで車で10分、かかりつけの病院までバスで30分......。都会で暮らす人々からは想像もつかないかもしれないが、地方では車を1人1台が当たり前となっているのはよく言われることだ。

 しかしながら、車を運転することが困難な高齢者が多く住む限界集落などでは、生活者が生活必需品の購入をしたり、病院に行くといった「日常生活」を送ることが不自由になっているのが現状だ。

 そんな地方の問題を解決するべく、リクルートホールディングスの新規事業開発機関であるメディアテクノロジーラボは「あいあい自動車」という新たなサービスをスタートした。

 これはライドシェアのビジネスモデルを基本としたシステムだ。どのような仕組みかというと、まず運転が困難な高齢者が費用を出し合い、共同で車をレンタルする。その車は普段はその地域で運転できる人が利用するが、利用者は高齢者からの希望があった際に送迎を行うことになる。送迎の依頼はタブレットを通じてドライバーと高齢者のマッチングするが、タブレットの操作もお年寄りが簡単に使えるシンプルな作りを意識しているようだ。

 料金の面で見ても、車の送迎はタクシーの1/3程度の値段で済むという。車のレンタル料金をこのお金でまかない、運転者は高齢者を乗せた時間に応じて無料で車を使うことができ、たくさん乗せるとキャッシュバックも受け取れる。地域のドライバーを担うことで、車を無料で利用出来るのは運転者にとって大きなメリットと言えるだろう。

 とは言え、ドライバー側もいつでも出動できるとは言えない。そんな場合は高齢者同士がタクシーを相乗りするシステムも備えている。さらに利用内容も自治体によってカスタマイズが可能とのこと。「経済的負担の少ないDoor to Door」の移動支援サービスが、今後地方で広がっていくことを期待したい。

■あいあい自動車
https://aiaicar.jp/