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急速に市場が拡大中! ハンドメイドマーケット「Creema」の流通総額は100億円の大台へ

August 26, 2016

 現在、7万人を超える作家が参加しているハンドメイドマーケット「Creema(クリーマ)」。5月にグロービスキャピタルパートナーズと既存株主から総額11億円を調達し、さらに7月20日よりCreema中国語版をリリース。台湾・香港を中心に中国語圏全域を視野に入れたサービスを展開し、クリーマ初となる海外子会社「可利瑪股份有限公司」を台湾に設立するなど破竹の勢いを見せている。

 そこで、クリーマ代表の丸林耕太郎さんに、Creemaの立ち上げについて話を伺った。「Creemaは、創作活動に取り組む全国のクリエイターと生活者が、オンライン上で直接オリジナル作品を売買できるCtoCマーケットプレイスです。私はプロとして音楽活動をしていた頃、アーティストの能力と評価の間にあるギャップを感じていました。才能があっても、人一倍努力をしていても売れない。またその逆もある状況に、"何かがおかしい"という思いを持ちながら、それから10年近く、その課題をライフワークのように考え続けました。その中で、音楽だけでなく、画家や洋服デザイナーなど、実はもの作りの世界では同じ課題があるということに直面しました」。

 丸林さんは29歳で起業。09年、クリエイターと生活者がネットで直接作品を売買できるCreemaの原型となるサービスを構想。才ある人、頑張る人こそが輝けるフェアな世界を作りたい。これが"クリエイターズニューマーケット"を語源に生まれたCreemaの原点だ。そして10年5月、日本初となるハンドメイドマーケットプレイス、Creemaを本格的に事業化。

「プロおよびプロを目指すクリエイターを中心に約7万人が出店。作り手に直接オーダーメイドも可能で、大切な人へのギフトはもちろん、結婚式のアイテムにも選ばれています。また、日本最大級のクラフトイベント"ハンドメイドインジャパンフェス"の開催や、常設ショップをルミネ新宿2にオープンするなど、リアルな展開にも力を注いでいます」(丸林さん)

■日本のクリエイティブカルチャーを世界に発信

 ハンドメイドマーケットプレイスを日本で初めて事業化した結果として、いくつかの根本的な壁にぶつかったという。

「C to Cコマースという仕組み自体が定着していなかったこともひとつですが、何より1点物の作品を買うという価値観やカルチャー自体が、感度の高い一部の人々の間にしか存在していなかったことが最大の壁でした。どうしたらその価値観やカルチャー自体を拡げていくことができるか。その解決策のひとつが、良き作品に直に触れられ、背景にある物語を作り手から直に聞くことができる"リアル展開"でした。日本発のクリエイティブカルチャーを、国内外に向け大きく発信できるような場にしよう。そんな思いから、クリエイターの祭典『Handmade in Japan Fes'』をスタートさせました」(同)

 作家コミュニティハンドメイドマーケットプレイス事業者として、成長率は前年度比約450%と国内ナンバーワン。中国語版のリリースによって、自らの作品を海外へと発信できるようになり、海外で活動する作り手の作品が購入できるようになるなど、さらなる広がりを見せるCreema。"日本の作り手と世界へ"という創業時からの夢が、ついに動き出した。

■Creema
https://www.creema.jp

■株式会社クリーマ
http://www.creema.co.jp