TOPICS

グノシーの次はなにを支援? 稀代のエンジェル投資家、木村氏の次の一手とは

September 23, 2016

 ドリームインキュベーターでコンサルタントとして活躍した後、シリウステクノロジーズで取締役を務め、広告配信を手がけるアトランティスを立ち上げてグリーに売却。その後はエンジェル投資家として「Gunosy」をはじめとしたスタートアップの支援してきた木村新司氏。

 2014年にはシンガポールに拠点を移して、投資家としての活動に注力していたが、再び事業を開始するとのニュースにスタートアップ界は騒ついている。今年の6月末に新会社AnyPayを設立し、9月に入って新サービス「AnyPay」をローンチした。

「AnyPay」は、どこでも誰でも手軽に利用できる決済サービスだ。リンクを相手に送るだけで決済ができるのが最大のウリだ。アカウントを作成した後、管理画面上で自分の売りたいアイテムを登録すれば、すぐさまショップを開業できるようになる。物販やサービスチケット、月額課金やダウンロード販売などに利用できる機能を提供する予定だ。

 PayPalやその傘下のBraintree、StripeにSquare、さらに国内でもコイニーやWebPayなど、手軽に使えるオンライン決済サービスは数多く登場している。そうした中で気になるのは、どうしてこの領域での足を踏み入れたのかということ。木村氏はその経緯について次のように語る。

「bitFlyerなどに投資したこともあり、決済まわりのことは調べていた。ビットコインのウォレットで送金をしてみるとその便利さを感じるが、それがスマートフォンでできないのはおかしい。たとえば、送金サービスをやりたくても送金業の縛りもあって日本では簡単に立ち上げられず、誰かがやらないといけないと思っていた」。

 競合についてはあまり考えていないという木村氏。「決済ビジネスは誰でも作れるので、問題なのはどこにポジショニングするか」と熱弁する。木村氏が狙っているのは、スマホ時代の新しいウォレットを作るという立ち位置なのだ。

 今後は個人の利用を喚起するための施策を打っていくという「AnyPay」領域特化型のフリマアプリをいくつか提供していくそうだ。木村氏が関わるビジネスだけに、今後「Gunosy」と同じような成長を期待せずにはいられない。

■AnyPay
https://anypay.jp/