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ガン治療の救世主? Googleの人工知能「DeepMind」を医療現場へ導入

September 30, 2016

 Googleが買収した人工知能のスタートアップDeepMindは、イギリスのロンドン大学病院と提携し、人工知能を医療に役立てる計画を進めている。ガンの治療に同社の人工知能DeepMindの機械学習を取り入れるという計画だ。とは言っても、ロボットがガンの手術をするというわけではない。 DeepMindの機械学習によって、本来なら4時間以上かかっていた頭頸部ガンの治療計画を、およそ1時間に短縮することが可能になるという。
 
 頭頸部ガンは、念入りな計画が必要になってくる。というのも、放射線を照射してガン細胞を破壊する放射線治療の際に、ガン細胞の周囲にある健康な組織まで壊さないように、放射線をどの方向からどの位置に、どれくらいの量を照射するのか、細かく念入りに計画しなければならないのだ。

 DeepMindが活躍するのは、この計画の部分である。人工知能を使って過去の例を分析し、機械学習が計画が効率的に立てられるようにサポートするというわけだ。最終的な決定権は医師にあるので、これはロボットが人間の仕事を奪うという例でもない。テクノロジーと人間が手を取り合って、病気の早期解決へと繋げるのだ。

 また、実務が1/4までに短縮された医師は、患者のケアに時間を充てることができるだろう。こういった人工知能は、医者をサポートするという意味で、今後どんどん医療現場に導入されていくに違いない。

■Google DeepMind
https://deepmind.com/applied/deepmind-health/