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テナントの将来性を瞬時に分析! 最新鋭の予測サービス「Naborly」登場

October 11, 2016

 ビルオーナーにとって目下頭を悩ませているのは、新しいテナントが信用するに足り得る人物かどうかの判断だ。テナントの質はビル全体の将来性は方向づけるということはもちろん、ちゃんとクレジットを払い続けられる怠け者でないかを確認しなければならない。

 現在、その打開策は見つかっていないが、アメリカのブリティッシュコロンビア大学の卒業生3名が設立したスタートアップ、Naborlyはそれを解決してくれるかもしれない。

 同社のサービスは、入居申し込みフォームを作って、家主にとって重要なテナント情報を集めてくれるというもので、システムはこれを元にテナントの総合的な調査書類を作り、このテナントに貸すことにリスクがあるかどうかを家主に伝えてくれる。

 投資家からの評判も上々で、これまでに50万ドルの資金を集め、シード資金200万ドルの調達を目指している。代表の1人であるデュラン・レンズ氏は、その強みについて次のように語る。

「まだまだ他のサービスが人間の勘を頼りにしている中、われわれのサービスは機械学習と人工知能を核にしています。開発したシステムは各テナントについて、ソーシャルメディアや信用情報、賃貸履歴やGoogle履歴など、500以上のデータポイントを瞬時に分析。ミクロ経済的な事象に基づいて賃料支払いの遅れを予測したり、財務状態や業種に基づいてルームメイト間の争いを予測してくれます」(レンズ氏)

 もともと、こうしたサービスを立ち上げようとしたきっかけもレンズ氏がかつて企業テナントから家賃を滞納され、家屋損壊の被害を受けたからだという。

「そのテナントは自宅や職場で私を脅すことさえあったんです。その時、こうしたハイリスクのテナントを家主が見分け、他の家主に知らせるためのツールがないことに気付いたんです」(同)。

 テナント1件の基本プランは59ドル、年間最大5件までのプランは149ドルで利用できる。システムは信用調査と借用調査を自動で行い、家主にテナント毎の「スコア」を提供する。現在は1日当たり2000ドル程度の売上があり、毎日20~50人の新規家主が登録しているという。

 Airbnbをはじめ、民泊が広がりはじめる昨今、テナント以外に宿泊利用者に応用できれば、さらなる発展が望める可能性も高い。

■Naborly
http://www.naborly.co/