TOPICS

テクノ失業が音楽業界にも? ついに人工知能が名曲を生み出す時代に!

November 16, 2016

 囲碁やゲームでプロのプレイヤーに勝ったり、アート作品を描いたりと、あらゆる分野に進出している人工知能。そんな人工知能が、ついにポップソングを作るまでに至った。できあがった2曲を実際に聴いてみると、素晴らしい名曲に仕上がっている。

 1曲目は、ビートルズ風に構成したという明るく爽快な「Daddy's Car」。もう1曲は、アーヴィング・バーリンやデューク・エリントン、ジョージ・ガーシュウィンといったアメリカのシンガーソングライター風に作曲されている。これらのプロジェクトは、パリに拠点を置くソニーコンピュータサイエンス研究所で発足した「Flow machines」が手がけた。同研究所では、日ごろからインタラクティブな音楽制作の研究に取り組んでおり、例えばバッハとコンピューターの演奏を人間の耳で比較することを、ブログ上で募っている。

 さて、実際に人工知能がポップソングをどのように作ったのかというと、まずはLSDBという名前のデータベースを用いて、ジャズからポップ、ブラジリアンからブロードウェイまで、13000のさまざまな音楽の簡易譜面を用意。次に人間の作曲家が音楽スタイルを選び、FlowComposerと呼ばれるシステムで簡易譜面を生成した。最後にRechordというシステムを用いて調整し、やはり人間のエンジニアによってミキシングが行われている。

 作詞も人間が行っているので、けっこうな割合で人の手が入っている。人工知能と人間が助け合いながら作品を作り上げているので、今のところ音楽業界でのテクノ失業は免れそうだ。

■Flow Machines
http://www.flow-machines.com/