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これも海外進出の一歩? 日本企業がイスラエル発テクノロジーベンチャーと資本・業務提携へ

November 30, 2016

 ここ数年、Apple「Siri」、Microsoft「Cortana」、「OK Google」など、音声認識技術は、ますます我々にとって身近な存在となっている。なかでも音声による命令で家庭内の様々な家電の操作してくれるAmazonのBluetoothスピーカー「Amazon Echo」は、デジタル機器の未来を予感させてくれた。

 そんななか、大きなニュースが舞い込んできた。日本企業アドバンスト・メディアがイスラエル企業AudioBurstと資本・業務提携を締結したのだ。

 御存知の通り、アドバンスト・メディアは、使用する人の声や話し方の特徴を事前に学習させる必要がない音声認識エンジン「AmiVoice」を開発した企業。このエンジンは、NTTの「らくらくホン」の音声入力メールなどに応用されている。ゲーム好きには、ドームスクリーン式チーム対戦ゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」のボイスチャットに使われている技術だと言えば分かりやすいだろうか。

 一方、AudioBurstは、世界初となる音声分析・蓄積・検索のプラットフォームを開発・提供していることで知られるイスラエルのテクノロジー企業。音声を分析処理し、自動的にインデックス付けを行い、大量の音声データを蓄積し、音声データを検索出来るプラットフォームを手掛けている。このシステムは、今後音声操作が可能なスマートデバイス、自動車、ロボットとユーザーをシームレスに繋げてくれる司令塔となってくれそうな存在だ。

 両者の間で交わされた具体的な資本・業務提携の内容は、AudioBurstの技術・ソリューションを、日本〜アジア市場において事業展開する権利をアドバンスト・メディアが取得すること。そしてAmiVoiceとAudioBurst の強みである音声分析・蓄積・検索技術との技術連携を推進することなど。今後の両社は連携を強化し、まずは議事録・コールセンター分野を中心としたソリューションをはじめとするサービスを創出していくという。

 認知度という点で、AppleやMicrsoft、Googleなどに認知度という点で遅れを取っていると言わざるをえない日本〜アジアの音声認識関連企業。しかし、その中でアドバンスト・メディアが頭一つ抜きん出た存在となっていくのは間違いなさそうだ。今後の展開を注視していきたい。

■アドバンスト・メディア
https://www.advanced-media.co.jp/

■AudioBurst Ltd.
http://corp.audioburst.com/