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ナイロン製人工筋肉を開発! MITの研究者がロボットの容姿を劇的に変化させる?

January 18, 2017

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、ナイロン繊維を使った"人工筋肉"の作製に成功。曲げ伸ばし運動を行うことができる人工筋肉は、サイズを自在に変えることができる衣料や医療装置、工業機械部品などへの応用が期待されている。

 これまでの人工筋肉デバイスは、カーボンナノチューブ製の糸や形状記憶合金などが用いられてきたが、前者は単価が高く後者は耐久性に劣るという短所があったのに対し、ナイロン繊維はローコストで簡便に作製可能。

 ナイロン繊維は加熱すると、長さが縮んで直径が拡大するという性質を持っており、任意の方向に加熱することによってナイロン繊維を8の字や円といった複雑な動作をさせることができる。

 加熱方法もさまざまで、電気抵抗による過熱や化学反応、レーザービーム照射など。毎秒17回の収縮が可能で、10万回の曲げ運動にも耐えるなど、性能試験でその強度が実証されている。

 人工筋肉は数十年前に登場したが、安価かつシンプルな人工筋肉の誕生は、思い描いていたSF的な未来の到来を予感させるには十分。実用化はまだ先の話だが、パワードスーツや人型ロボットなどへの応用が可能になる日も、そう遠くはないかもしれない。

■MIT News
http://news.mit.edu/2016/nylon-muscle-fibers-1123