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託児所も無料? 丸の内に開設した起業支援施設「Startup Hub Tokyo」に注目

March 2, 2017

 東京都が丸の内に起業を促進する拠点として「TOKYO 創業ステーション」を開設したことがスタートアップ界隈で大きな話題となっている。

 その場所は明治安田生命本社ビルの1階と2階に位置し、1階はイベントスペース、ラウンジスペースなどから構成される「Startup Hub Tokyo」、2階は「創業ワンストップサポートフロア」として、創業のための手続や資金に関する相談を受けることができる。

 きっかけは、中小企業庁が発行している中小企業白書にある。この10年ほどの統計を見てみると、起業環境は良くなっているのにもかかわらず、起業家人口はほぼ横ばい。そして何より驚くべきはことは、起業希望者の人口は減少する傾向にあるということだ。スタートアップが国の将来を左右するといわれる時代において、これは大変な事態だ。

 そこで東京都としては、起業にあまり縁のなかった人たちに起業の可能性を知ってもらうと本施設を開設したというわけだ。

 東京都の担当者によれば、「1階の『Startup Hub Tokyo』は急成長を目指すスタートアップを考える人向け、2階の『創業ワンストップサポートフロア』はサステイナブルな事業成長を目指す中小企業を考える人向けと位置付けられています。日本の一等商業地の1階というロケーションに設置したのは、大企業に務めるビジネスパーソンの仕事帰りや、買い物客にも気軽に立ち寄ってほしいという狙いがあるからです」とその経緯を語る。

 また、女性の起業を支援する観点から「Startup Hub Tokyo」にはキッズルームが設けられ、火・木・土の各曜日には保育士が子供の面倒を見てくれるというサービスも付随される。これは小池百合子知事ならではの女性視点の気配りといえるのではないだろうか。

 東京都では年間利用者2万人、当面でメンバー登録者2000人の達成を目指している。丸の内にできた新たなスポットから新たなスタートアップが生まれる日を楽しみに待ちたい。

■Startup Hub Tokyo
https://startuphub.tokyo/