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目の前に何があるのかを教えてくれるアプリが視覚障害者の目として活躍中

March 9, 2017

 スマートフォンをかざすと、目の前に何があるのかを教えてくれるアプリ「Aipoly」が登場した。

 Aipolyは視覚障害者のために開発されたアプリであり、例えば道を歩きながらアプリを使用すれば「ゴミ箱」「フォード車」「椅子」など目の前にあるものは何かを教えてくれる。スーパーマーケットでの利用はさらに便利で、それがペプシコーラなのかコカコーラなのかも判断し、音声で教えてくれるという。

 Aipolyを製作したのは、サンフランシスコを拠点とするチームだ。エレクトロニクスに関する世界最大の見本市CES2017にて、ベストイノベーション賞を獲得しており、ほかにも国際的なアワードにて12回も入賞を果たしているという。現に20万人以上の視覚障害者の生活を助けており、アプリは今後世界中に広まっていくことが期待できる。

 アプリは人工知能を搭載しているので、使いながら機能が向上していくようだ。利用者が対象物の名詞と説明を入力することで、新しい物の名前を学習することができる。利用者によって育てられ、より賢くなっていくというディープラーニングの技術が、見事に生かされているわけだ。

 さらに、今後は物だけではなく、目の前で起こっていることも表現できるようになるという。対象物がどんな位置にあり、周囲には何があるのかを把握するので、例えば「街灯の近くにいる犬」という風に、目の前の情景を描写してくれるようになる。Aipolyによって、世界中の目が不自由な人々の生活が、より豊かで明るいものになるにちがいない。

■Aipoly
http://aipoly.com/