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次世代金融ビジネス『P2Pレンディング』が欧米で市場拡大! スマホでも利用可能に

April 3, 2017

 英国のプリペイドマネー管理アプリRevolutに、クレジット・ローン機能が追加された。ローンの貸付資金は金融機関からではなく、P2P方式で調達される。あわせて、マスターカードとも提携し、希望者には店頭で使用可能なクレジットカードが発行されることも発表された。

 2015年にスタートしたRevolutのサービスは、もともと自分の口座に現金を預け、アプリで管理するというものだった。今回のアップデートで、送金・支払い・両替などに加えて、クレジット・ローンサービスが使えるようになる。

 ローンの貸付資金を調達するためにRevolutが提携したのは、Lending Works社。個人間の賃貸借をマッチングさせる、いわゆるP2Pレンディングで成長している会社だ。

 既存の金融機関を仲介させず、対等の関係での賃貸借をマッチングするPeer-to-Peer(P2P)レンディングビジネスは、2005年に英国に誕生し、現在までアメリカ・ヨーロッパで市場規模を広げている。英国最大のP2Pレンディング・カンパニーであるFunding Circleは、6年間で累計25億ポンド以上の貸付実績を記録している。

 今回Revolutが提携したLending Worksの特徴は、債権者に利子と元本返還を保証していることだ。債務者が債務を履行しない場合や破産した場合のリスクは、すべてLending Worksが負う。貸し手は安全な投資先として資金を預ける一方、借り手は銀行からの借入よりも有利な利息でローンを組むことができるシステムになっている。

 Revolutの共同設立者ヴラッド・ヤツェンコ氏は過去のインタビューで、「われわれは現金についてのスイスアーミーナイフだ」と語っていたが、低利息のクレジット・ローンサービスを提供することで、同社のアプリが万能型の理想に近づいたことは間違いがない。

 Revolutは現在、国境を越えても使用可能なマルチカレンシー・システムを構築中だ。それは、英国のユーザーの利便向上を図るというだけでなく、Revolutが英国外にユーザーを求める意志があるということも意味している。

■Revolut
https://revolut.com/