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農業の世界にも自動運転の波が到来! ついに無人トラクターが来年発売へ

May 23, 2017

 既にGoogleなどが自動運転車の公道テストを実施しているほか、先日アップルも公道テスト認可を取得するなど、いよいよ無人車の実用化が見えてきたアメリカ。ここ日本でも、4月に警察庁が実験の基準案を示したことを機に、無人車が公道を走行できることになり、早ければ5月には申請の受付が始まるという。

 そんな自動運転車の波は、農業の世界にも押し寄せている。ご存知の通り、日本の農業は後継者不足に悩まされており、このままでは農業生産が立ち行かなくなるのも時間の問題といえるだろう。

 そうした悩ましい状況を一気に解決とまでは行かなくとも、一歩前進させてくれそうなのが、株式会社クボタが発表した自動運転農機だ。

 今回お披露目されたのは、現在開発が進められているトラクター・田植機・コンバインの3機種。報道陣向けの発表会では、GPS機能を内蔵した3種の農機を活用して、自動耕運・自動田植え・自動刈取りなど、1年間の農作業イメージを実演したほか、クボタが既にサービスを開始している農業サポートシステム「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」との連携など、今後行う開発の方向性を示した。

 既に直進キープ機能やオートステアリング機能など、一部自動運転機能を内蔵したトラクターと田植え機を発売しているクボタはもちろん、ライバルメーカーであるヤンマーも北海道大学と協同で無人走行するロボットトラクターの実証実験を行っている最中だという。

 公道を走行する自動運転車と異なり、安全面でクリアしなければいけない問題が比較的少ないため、早期の実現も見込まれている自動運転農機。人手不足や農作物生産の低コスト化はもちろん、経験豊富な農家でなくとも、速く、安全で、緻密な農作業が出来るようになるため、農業人口の増加にも寄与してくれそうな存在だ。

 なおクボタは、来年には自動運転のトラクターを販売する予定だという。

■トラクタ・田植機・コンバインの3機種で自動運転を初公開(株式会社クボタ)
https://www.kubota.co.jp/new/2017/17-06j.html