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元Apple社員が開発! 高齢化社会に対応するIoTサービス「まごチャンネル」が人気

June 12, 2017

 Appleの日本法人・アップルジャパンに12年間勤めていた梶原健司さんが開発したおじいさんやおばあさんが住む家と孫をつなぐサービス「まごチャンネル」が人気だ。

 まごチャンネルは、家庭のテレビと専用端末をケーブルで接続し、スマートフォンからテレビに画像や動画を送れるようにするサービスで、「実家住まいのおじいちゃんやおばあちゃんに孫の姿を届ける」といった使い方ができ、2015年9月にクラウドファンディングサービス「Makuake」に登場すると、目標額の100万円をわずか50分で達成。最終的に約571万円を調達して話題になった。

 ユーザーからは、「まごチャンネルを見るのが毎日の日課になっている。毎日成長を見るあまり、出不精の親がニューヨーク在住の孫に1年に2回も会いに来るようになった」など、いくつもの喜びの声が聞こえてきているという。

 そんな同プロダクトを提供するベンチャー企業のチカクは、2016年12月に「500 Startups Japan」および個人投資家から総額1億円の資金調達を行ったばかり。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に同社の事業が選ばれていることでも知られている。

「通常、デジタル製品を開発するスタートアップが想定するユーザーは若者です。それは創業者たちが若く、自分たちを中心にユースケースを考えているからだと思う。チカクでは、お年寄りが簡単に使える『シニアファースト』なプロダクト開発を理念として掲げつつも、同時に若者も使えるようなプロダクトを作っていきたい」と語る代表の梶原さん。

「まごチャンネルはITリテラシーの低いシニア世代でも簡単に使えるように設計されたIoTデバイスで、テレビを使って遠く離れた場所に住む家族と写真や動画を共有することができます。専用アプリによって撮影した家族の写真が離れて暮らす祖父母のテレビに自動で届くため、スマホやPCを持たないシニア世代も家族の存在を間近に感じることができるのが支持されています」とヒットの要因を語る。

 高齢者世代をターゲットとしたスタートアップの成功例となるのか、しばらく様子をうかがっていきたい。

■まごチャンネル
https://www.mago-ch.com/