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電気自動車は飛行機に進化する? 空飛ぶ高速タクシーがドイツで開発中

June 19, 2017

 地上の交通渋滞を物ともせず、目的地まで最大速度時速300キロでひとっ飛び。そんな夢のような空飛ぶ高速タクシーの実現に向けて一歩一歩近づいている。垂直に離着陸ができるジェット機を開発しているドイツのLilium社が、完全に電気で作動する垂直離着陸ジェット機の試験飛行に成功したからだ。

 同社が開発するジェットは、ヘリコプターのように垂直に離着陸ができるので滑走路は必要としない。つまり、街中のビルの屋上などを離発着にでき、都市交通にも活用できる仕様だ。

 なおかつ、最高時速は300キロと従来のヘリより速く、もちろん車と比べるとその差は明らかで、同社のサイトでは「JFK空港からマンハッタンまでタクシーで55分かかるところを、Liliumのジェットだと5分だ」とアピールする。

 また、このジェットのセールスポイントは電気を動力源としていること。ジェット燃料を使わないので環境に優しく、それでいて騒音も少ない。燃費は電気自動車と同程度で、航続距離は300キロ。ロンドンとパリの間もわずか1時間で移動できてしまうとのことだ。

 現行品は2人乗りのモデルだが、同社ではタクシー用の5人乗りモデルの開発を視野に入れている。今後のスケジュールとしては、2019年に有人飛行試験を実施し、2025年にもアプリで乗車を予約できるタクシーサービスを開始したいというのが同社の考えだ。

 相乗りサービスの価格はタクシーより安くなるとのことなので、実現すれば十分競争力をもつ移動手段となりそうだ。

■Lilium
https://lilium.com/