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出版業界の新たな収益システム! 『サブスクリプション方式』(読み放題課金)のからくり

June 22, 2017

 2006年にスウェーデンで創設された音楽ストリーミング配信サービス「Spotify」は、いまや60カ国で4000万人以上の有料会員を抱える。そんなスウェーデンでは、"Spotifyの雑誌版"を標榜する「Readly(リードリー)」も有名だ。

 2013年にスウェーデンで開設された「Readly」は、週刊誌「ニューズウィーク」や女性ファッション雑誌「エル」、男性誌「エスクァイア」など、出版社400社以上が発刊する約2200誌を網羅したデジタル雑誌の定期購読サービス。

 iOS対応デバイスやAndroid端末、アマゾンのKindle電子書籍リーダーに対応し、毎月99スウェーデンクローナ(約1260円)の定額購読料を支払うと、最大5つのデバイスから好きなだけデジタル雑誌を読むことができる。

 現在スウェーデンのほか、英国、ドイツを含む50カ国以上で展開し、今後、さらに対象エリアを拡大していく方針だ。

 こうした読み放題課金のサブスクリプション方式は、出版社としては儲けが薄いビジネスモデルのように感じるが、雑誌を手に取らない層に向けたアプローチで新たな収益源にしようというのが狙いだ。

 事実、10万冊以上の児童書が読める「Epic!」や電子書籍の定期購読サービス「Scribd」など、サブスクリプション方式を活用したビジネスも続々と登場している。

 読者層の発掘などに役立つプラットフォームを築ければ、まだまだ雑誌コンテンツもお金になりそうだ。

■Readly(リードリー)
https://gb.readly.com/