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時代は"ウエラブル"から"ヒアラブル"へ! NECが耳用デバイスの実用化を目指す

July 14, 2017

 スマートフォンやタブレットといったスクリーン型の端末は、どうしても注意がそこに向いてしまい、歩きスマホの原因や自動車を運転する際の妨げとなってしまう。そこでNECが目下開発に力を入れているのが、モニターを必要としない新たなコンピューティングスタイルの実現に向けたヒアラブルデバイス(イヤホン型端末)だ。

 このプロダクトの特徴は、ハンズフリーで視界を遮らずに個人認証ができ、地下街やビルの中のようにGPS信号の届きにくい屋内でもユーザーの位置を推定し、顔の向きや活動状態などのユーザー情報の収集も可能とする。こうして得られた生体情報や音声、活動状態などに関する情報を活用することで、生活や仕事における様々な活動を妨げることなくサービスが利用できるようになるというものだ。

 NECの広報担当者は「今回開発したヒアラブルデバイスは、マイク、スピーカに加え、顔の向き・姿勢・移動情報などの常時検出が可能な9軸モーションセンサを搭載しています。これらから取得した情報を用いて、耳音響認証技術による本人の特定や地磁気による屋内位置測位が可能です。本デバイスはスマートフォンなどとBLE(Bluetooth Low Energy)で接続し、インターネット上のクラウドと連携することで様々なサービスを利用することができます」と語る。

 NECは個人認証技術や位置測位技術、音響AR技術やバイタルセンシング技術などを組み合わせたヒアラブルプラットフォームサービスの事業化を2018年に目指しており、今回開発されたデバイスの活用によりサービス事業者やデバイスメーカなどと共同での実証実験を加速させる模様だ。

 また、システム構築事業者に対して、耳音響認証技術や屋内位置測位技術のAPIの公開や地磁気の事前調査を行うほか、デバイスメーカにはヒアラブルデバイスのプロトタイプの設計書などを提供するという。

 安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進するNEC。このプロダクトは、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会の実現に向けた布石となるに違いない。

■NEC
http://jpn.nec.com/