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汚染された大気を水素燃料に! クリーンエネルギー市場に革命を起こすデバイスが誕生

July 19, 2017

 大気汚染の削減がグローバルで取り組むべき深刻な課題となるなか、大気汚染物質をインクとして再生した「Air Ink」をはじめ、すでに発生してしまった大気汚染物質を有効に活用しようという試みが世界規模を行われはじめている。

 こうした背景を受け、汚染された大気をもとにエネルギーを生成する画期的なデバイスが開発され大きな話題となっている。それはベルギーのルーヴェン・カトリック大学とアントワープ大学の共同研究チームがリリースした、汚染大気を水素燃料に変換するというものだ。

 このデバイスの内部を2つに区切っているのは、光の照射で触媒作用を示す「光触媒」の膜。大気汚染物質を含む空気が、光に照射された膜を通過すると、空気を分解しながら水素を生成する仕組みとなっている。生成された水素は貯蔵することができ、水素自動車の燃料として活用できるというのが未来を感じさせる。

 研究チームでは、今後、光触媒の水素発生効率を高めるべく、膜の素材の改良をすすめるとともに、実用化に向けてデバイスのサイズの拡大などに取り組む予定だ。大気浄化と再生可能エネルギーの生成という一石二鳥を実現するのが魅力的といえるだろう。

■ルーヴェン・カトリック大学
http://nieuws.kuleuven.be/