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高齢者ケアはAIが中心に? アメリカの介護ロボット会社が躍進中

August 29, 2017

 高齢者のお世話は、高齢化社会を迎えている日本以外でも世界共通のビジネス的課題だ。そうしたなか、いち早くAI化の進むアメリカでは、「活動的な老後のためのお友だち」をコンセプトとしたアシスタントロボット「ElliQ」の開発が注目を集めている。

 ElliQはタブレットと併用する対話的ロボットで、高齢者が簡単にすぐ使えることを目指している。高齢者が自分以外のモノ・コトに関心を持つことでハツラツとして日常生活を送れるようにしようというのが狙いだ。

 そのため、家族や親戚や介護者とビデオチャットができ、コンパニオンとして活動の提案ができ、また薬の服用を思い出させたりする機能を付随させようとしている。

 そんなElliQは最近、ベイエリアのユーザーによるテストを始めたばかりだが、その評判は上々だ。噂を聞きつけたiRobotのRoombaやTerra Venture Partners、Bloomberg BetaやManiv Mobilityといった企業が600万ドルの資金を投資した。

 そして、つい先日、我らが日本を代表するToyota Research Instituteも1400万ドルを出資した。この投資先の面々を見ても、ElliQの価値の高さはうかがい知れるだろう。

 日本でも国内企業が我先にと高齢者をターゲットとしたロボットを開発しているが、やはりアメリカからの黒船がその大本命となりそうな予感が大だ。近い将来、実家を訪れると、このElliQが年老いた両親の良き相棒となっているかもしれない。

■ElliQ
https://www.intuitionrobotics.com/elliq