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ソーラーサングラスで話題! 汎用性抜群のエコ素材「有機太陽電池」ってなに?

August 31, 2017

 ドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)は、太陽光や室内照明で発電できる太陽電池を搭載した「ソーラーサングラス」を開発したことをブログにて発表した。

 レンズの大きさは約1.6mm、重さは約6gと、市販のサングラスに用いられるレンズとほぼ大差ないが、色付きの半透明な太陽電池(有機太陽電池)を搭載。メガネのテンプル(つる)部分に組み込まれたマイクロプロセッサーと、左右2つのディスプレイに電力を供給する。

 ディスプレイには、照明強度や周囲温度が棒グラフで表示される。屋内環境下では、太陽電池はオフィス/居間の標準的な照明強度である500ルクスまでの照明下で発電でき、動作に十分な200mWを生成できる。余剰発電分は、小型スピーカーや歩数計など、他のデバイスに回すこともできる。

 一般的な太陽電池がシリコンなどの無機化合物からなるのに対し、有機太陽電池(EL)とは、太陽光などを吸収/変換する層(光電変換層)に、有機化合物を用いた太陽電池を指す。

 シリコンを用いた太陽電池と比べ、エネルギー変換効率に課題が残る反面、薄くて軽く、任意の形状/色で製造できる-という高い汎用性をもつため、応用範囲には大きな期待が寄せられている。

 今後、開発チームは高層ビルのガラスファサード部分など、建築分野への応用を企画しているという。

■カールスルーエ工科大学
https://www.kit.edu/kit/english/pi_2017_093_solar-glasses-generate-solar-power.php