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IoTでエコな天然空気清浄機? ドイツ発の超ハイテクな「緑のカーテン」

September 5, 2017

 今年の夏「緑のカーテン」の助けを借りて、自宅の電気代を節約した人も多いのではないだろうか。

 ご存知の通り緑のカーテンは、ゴーヤなどのつる植物で家を覆うことで、遮光および外壁に蓄積された熱の軽減するというもの。植物を利用するため、蒸散作用により発生する気化熱で周囲の温度を下げるとともに、光合成で温室効果ガスである二酸化炭素を吸収してくれるなど様々なメリットがある。

 この緑のカーテンをテクノロジーの力でパワーアップさせてしまったのが、ドイツのスタートアップ企業グリーンシティ・ソリューションズ。同社が開発した「シティツリー」は、都市向けに最適化された緑のカーテンというべきものだ。

 シティツリーユニットは、苔を利用したバイオ・エアーフィルターに最先端のIoT技術を組み合わせた装置で、樹木275本分の空気清浄機脳を発揮するとともに、酸素を供給。さらには周囲の温度を抑制してくれるという。

 ユニットは最新のIoTテクノロジーにより遠隔制御されており、エネルギーの供給は内蔵されたソーラーパネルから、給水はビルトインタンクで行うため、メンテナンスの手間が掛からないのも特徴と言えるだろう。

 またユーザーのニーズに合わせたオプションが用意されており、性能を最大限に引き出すポジションを選定、設置にあたって必要な自治体との交渉、さらには、実装可能なNFC / iBeacon、Wi-Fiなどを使ったマーケティング向けのコンテンツを供給するなど、地球環境のみならず設置者に対する経済的なメリットも生み出してくれそうだ。

 世界60カ国余りの科学者500人近くの協力の下でアメリカの海洋大気局(NOAA)と気象学会(AMS)が発表する年次報告書「気候の状態」は、「温暖化は人類とすべての生命が直面する最大の問題の1つだ」と警鐘を鳴らしている。

 地球温暖化への対策は、人類存続のために欠かすことのできない課題。ぜひ日本にも導入して欲しいところだ。

◼️CityTree
https://greencitysolutions.de/en/solutions/