TOPICS

指文字に自動通訳! ドイツの大学が研究する手話ロボットアームに期待

September 22, 2017

 ベルギーのアントワープ大学の研究プロジェクト「Project ASLAN」は、手話通訳ができるロボットアームの開発に成功した。

 アームは25のパーツ、16のサーボモーターと3基のサーボコントローラーから構成され、制御基盤としてArduino Dueを利用している。HPでは、アルファベットを一文字ずつ手話で表現する動画を公開中だ。

 全てのパーツは3Dプリンターで作成できるが、材質にはPLA樹脂を採用しており、低コストでパーツ作成が可能。設計図は製品の完成度が一定水準に達した時点で、3D HUBからオープンソースで公開するとのことで。公開後は全世界140カ国でダウンロード可能となる予定だ。

 また、現段階は片手でのジェスチャーのみだが、今後は両手と顔(表情)によるコミニケーションロボットの研究開発を進めるとしている。

 同プロジェクトは、アントワープ大学の機械工学修士課程であるGuy Fierens氏、Stijn Huys氏、Jasper Slaets氏により2014年に設立された。スポンサーとしてヨーロッパ耳鼻咽喉科学研究所(European Institute for Otorhinolaryngology)が協力している。

 メンバーの1人、Stijn Huys氏によると、フランダース地方(ベルギー)における手話通訳者の不足問題がプロジェクト設立のきっかけだという。あくまで手話通訳者によるサポートを必要としている人への技術支援を目的としており、例えば裁判所への出頭時や教室での授業中といったサポートを受けづらい状況において、ロボットアームを活用できるとしている。

■Project Aslan
https://www.uantwerpen.be/en/rg/op3mech/projects---publicati/academic/project-aslan/