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国交省がタクシー乗り放題の定額サービスを推奨? 来年から実証実験をスタート

October 3, 2017

 国土交通省は、8月29日に公開した平成30年度予算概算要求概要において、定額料金でタクシーが利用できる「定額タクシー」の実証実験/調査方針について表明した。 実現できれば、電車やバスの定期券のように、定額料金によるタクシーへの乗車が可能となる。実証実験/調査は対象者・エリア・時間帯を限定して実施される予定で、今後は制度化に向けた検討とともに、需要に応じた変動迎車料金制の検討も併せて進めていく。

 背景には、東京都を中心に格安でタクシーに乗車できるよう、国土交通省が行ってきた実証実験がある。 2016年8月~9月には、JR新橋駅東口など都内4箇所でタクシーの初乗り運賃を410円に引き下げる実証実験が実施された。同実験では導入後2 ヵ月間の運送実績において、初乗り料金(410 円以下)の利用回数が昨年度実績比で約36%増加した-との調査結果が報告されており、今回の定額サービスもこうした実証実験の延伸にあたるとしている。 また、高齢者や障がい者の送迎、訪問介護といった移動サービスなどへのタクシー利用や、「WithCAB」など配車アプリを活用した利用者のマッチングサービスについても推進している。

 同省(自動車局旅客課)は「現在はまだ予算の獲得段階に過ぎず、今後詳細を詰めていく必要がある。実証実験にあたり、各タクシー業者や関連法案の調整も必要となる」としている。

■平成30年度国土交通省予算概算要求概要
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo05_hy_001409.html