TOPICS

音が出る生地!サウンドテキスタイル「Soft Sound」が洋服の概念を変える

October 6, 2017

 ここ数年、布地に様々な機能を持たせた「スマートファブリック」が注目を集めている。

 Googleの研究部「ATAP」が開発したタッチスクリーンとして使用できる「Jacquard 」、東レとNTTが開発した心拍数や心電図を検知してくれる「hitoe(R)」、さらにはカリフォルニア大学サンディエゴ校が開発中の室温に応じて生地の厚みが変化する「Attach」などは、その代表的存在と言えるだろう。

 今ある様々な形状のウェアラブルデバイスに取って代わると目されている存在だけあって、非常にユニークな用途が多いスマートファブリックだが、その中でもひときわ遊び心を感じさせてくれるのがアーティスト2名によるデザインチーム「EJTECH」が手がける「Soft Sound」だろう。 EJTECHが布地に追加したのは、なんとスピーカー機能。コイルを使用して作った超薄型のスピーカーを仕込んでしまったのだ。

 今更説明の必要はないかもしれないが、音とは空気の振動によって発生するもの。音とはつまり、(空気の)振動。大音量で音楽を聴くことを趣味としている方ならお分かりかと思うが、音は聴覚だけでなく、触覚でも感じ取る事が出来る。

 スピーカーも、コイルに電流を流す事で磁石を振動させ、スピーカーの中央にある丸いパーツ「コーン紙」を振動させる事で音を発生させている。Soft Soundとは、このコーン紙の役割を、布に担わせていると考えれば良さそうだ。

 実用化されれば、骨伝導ヘッドフォンならぬ肌電動スピーカーとなってくれそうなSoft Sound。音楽付きやガジェット好きが飛びつきそうなアイテムだが、飛行場や宇宙ステーションなど音が届きにくい空間でも活躍してくれそう。もちろん聴覚障害者の音楽鑑賞などにも利用できるだろう。

■Soft Sound
https://soft8sound.tumblr.com/