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独自のプラットフォームはどうなる? NHKのRadiko参戦が意味するネットラジオの未来

October 16, 2017

 IPサイマルラジオを配信するRadikoは、10月2日(月)からNHKラジオの実験的な配信を開始する。RadikoにおけるNHKラジオの配信は初の試みで、期間中はRadikoでNHK/民放ラジオの双方が聴取可能となる。

 配信期間は10月2日正午頃から翌2018年3月30日(金)までで、配信エリアは関東広域(1都6県)、福岡、宮城、広島、愛媛県域の5エリア。

 配信コンテンツはNHKラジオ第1/NHKラジオ第2/NHK FMで、このうちNHKラジオ第1/NHK FMに関しては対応地域のローカル放送、ラジオ第2に関しては5エリア共通コンテンツ(全国放送)が配信される。 ちなみに、Radikoには全国の民放ラジオ86局と放送大学が参加しており、月間ユニークユーザー数は1000万人、日間ユニークユーザー数は100万人を数えるという。 2014年4月にはプレミアム(有料)会員向けにエリア外のラジオを聴取できる「エリアフリー聴取」機能をリリースし、2017年9月現在のプレミアム会員数は約44万人。また、2016年10月には過去1週間以内の番組を遡って聴取できる「タイムフリー聴取」の実証実験を開始している。

 なお、NHKラジオの配信は無料聴取できる配信エリア内でのライブ配信のみとなり、エリアフリー/タイムフリー聴取機能には対応しない。

 NHK広報局は「今回のRadikoからのネット配信は、あくまでも共同ラジオキャンペーンの一環として、期間限定で実験的に行うものであり、年度内に終了する。それ以降の予定については決まっていない」とコメントしている。 平成23年にスタートしたラジオキャンペーンは、ラジオに接触していない若年層へのアプローチを目的として過去7回開催されており、今回のテーマ「インターネットのラジオ配信」に沿った形となる。

 また、NHKは独自プラットフォームである「らじるらじる」でラジオを配信しているが、キャンペーン中/期間終了後もこれまで通り継続予定だ。

■プレスリリース(Radiko)
http://radiko.jp/newsrelease/pdf/20170920_001_pressrelease.pdf

プレスリリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2017/09/002.pdf