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ダイエット業界が激震する発明? 貼るだけで代謝が上がるパッチを誕生間近

October 31, 2017

 コロンビア大学医療センター(CUMC)とノースカロライナ大学の共同研究チームは、皮膚に貼るだけで脂肪細胞を変化させるパッチの開発に成功したと発表した。

 脂肪細胞には、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞、褐色様脂肪細胞の3種類がある。白色脂肪細胞はウエスト周りや二の腕などの皮下、もしくは内臓周辺に分布し、エネルギーを脂肪として貯蔵する役割がある。

 一方、褐色脂肪細胞は首の周りや肩甲骨周辺、脇の下、心臓周辺などに主に分布し、熱産生を行う役割を担う。乳幼児は特に褐色脂肪細胞の割合が多く、高い基礎体温の維持に役立っている。

 そして、近年発見された褐色様脂肪細胞(ベージュ細胞/ブライト細胞)は白色脂肪細胞内に存在し、褐色脂肪細胞と同様に脂肪を燃焼させて熱産生を行う役割がある。

 パッチ表面には、無数のマイクロニードルが搭載されているが、皮膚に貼ると、ニードルが皮下の白色脂肪細胞に向けて「褐色化」を促すナノ粒子を放出し、褐色様脂肪細胞への変化を促進させる。これにより脂肪を燃焼させ、身体の基礎代謝を高めることで、肥満防止に加え、糖尿病など代謝障害が原因となる病気の改善にも役立てられるとしている。

 ちなみに、マウスを使った実験では、1週間で20%程度の体重減少に繋がったとする実験結果も報告されているとか。 これら一連の研究結果についてはACS(American Chemical Society)に掲載されている他、研究結果の概要は動画(Youtube)で公開されているので興味がる人はチェックしてみよう。

 褐色様脂肪細胞は未だ研究が進んでいる段階だが、人体に対しての安全性が確認され、実用化されれば世界中から引く手あまたとなることは間違いないだろう。

■ACS Nano
http://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsnano.7b04348