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営業ツールとしても応用可能? 相手の不満や怒りも読み取る感情認識AIとは

November 1, 2017

 MITメディアラボのスピンアウト企業であるAffectivaは、表情の変化による感情の推移を識別可能な感情認識ソフトウェアを開発した。

 同社の感情認識ソフトウェア「AffDex」に必要なものは視覚センサー(カメラ機能)のみで、一般的なウェブ/デバイスカメラがあれば利用可能だ。その使い方は簡単かつスマート。カメラを通し、顔のシワや眉間、鼻の頭や口元といった、感情表現のキーポイントとなる箇所の動きをキャプチャーするだけ。

 キャプチャー後は独自アルゴリズムで表情の変化を分析し、ユーザーの感情推移と関連付けを行い、喜び・驚き・恐怖などをリアルタイムで数値化してくれる。同社によると、既に570万人以上の表情を解析しており、98%の精度で分類が可能だとか。

 測定結果は専用ツール(AffDex SDK)上を用いるが、アプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)によって、データフィードとして利用できるだけでなく、ダッシュボード上でのグラフ表示も可能だ。例えば、動画の何分何秒からユーザーの反応が好転した、などを曲線グラフとして可視化できる。

 こうした感情数値の推移は、マーケティング分野において有用だ。広告やテレビ番組といったメディアコンテンツに対し、ユーザー層ごとの感情数値を検出し、年齢層ごとの反応や宣伝効果を検証できるという利点がある。 実際に、フォーチュン・グローバル500の上位100位を含む、1400以上のブランドで消費者の感情テストに同技術を用いているとしている。

 なお日本では、CACがAffectivaとの代理店契約を2016年7月に提携しており、国内向けのサービスを提供している。同技術は広告だけでなく、ゲーム、教育、医療・介護分野など、あらゆる現場で利用が始まっているとのことだ。

■Affectiva
https://www.affectiva.com/

■日本公式サイト
https://affectiva.jp/