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世界初のAIコンピューターが登場! 完全自律型のロボットタクシーを実現へ

November 8, 2017

 NVIDIAは10月10日、完全自律型のロボットタクシーを実現するために設計された、世界初の人工知能(AI)コンピューターを発表した。

「Pegasus」というコードネームを持つこの新しいコンピューターシステムは、レベル5(完全自動運転)の自動運転車に対応。運転手なしで走行可能な新しいクラスの車両、つまり、ハンドル/ペダル/ミラーがなく、リビングルームやオフィスのような内装を備えた完全な自動運転車を実現できるという。

 自動運転車の実現により、ドライバーは通勤やレジャーなどの運転時間から解放されるだけでなく、ドライバー自身の疲労や能力低下、不注意などに起因する交通事故も防止できる。結果的に、交通の安全性向上や渋滞の緩和に加え、現在駐車場として使われている土地の解放にも繋がる見込みだ。

 こうした完全自立運転の実現には、cm単位での位置特定技術や、自車の周囲に存在する車両や人の監視能力、そして目的地までの経路計算など、膨大なコンピューティング能力が必要となる。

 今回発表されたNVIDIA DRIVE PX Pegasusは、ナンバープレートサイズながら毎秒320兆回を超える演算が可能で、前バージョンの10倍を超えるパフォーマンスを発揮するという。同プラットフォームを使用しているパートナー225社のうち、25社以上が完全自律型ロボットタクシーの開発中だ。

 NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン・フアンは、次のように述べている。「完全な自動運転車の開発は、社会における最も重要な試みであるとともに、きわめて実現が難しい課題の1つだ。Pegasusが誇るAIコンピューティングの性能と効率は、業界がこのビジョンを実現するうえで不可欠なものだ」。

 フアン氏は完全自動運転の未来について、新しい自動車相乗りサービスやカーシェアリングサービスが可能になる他、「オフィス、リビングルーム、ホテルの客室のような内装を備えた、これまでにないタイプの自動車が考案されるだろう」とも述べている。

 こうした自動車の進化が、日本の自動車産業にどのような影響を与えるのか、今後も注視していきたい。

■PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000012662.html