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オブラートの進化系? 食べられる包装紙「バイオプラスチック」とは

November 28, 2017

 インドネシアの企業EVOWAREが開発した「食べられる」包装紙、「バイオプラスチック(Bioplastic)」が話題になっている。

 この包装紙は100%生分解性のため、海洋や土壌に投棄されても、バクテリアや菌類により自然に分解される。主な原料は海藻で、包装紙自体をそのまま食べてしまうこともできる。製作元によると「高栄養価で高繊維、ビタミン/ミネラルを豊富に含む」そう。味はほとんど無味無臭のため、食品包装に用いても風味を損なう心配もないとのことだ。

 サンドイッチやハンバーガー、パンの包装紙や、コーヒーバッグなどの食品包装、石鹸梱包など様々な用途に用いられる。海藻が原料のため、水(ぬるま湯)には溶けてしまうが、逆に言えばカップラーメンの薬味などの包装などに最適とのことだ。

 冷暗所で保存した場合、最長で2年間の保管が可能。イスラム教の戒律に則ったハラール認証済みのため、イスラム教徒が多いインドネシアでも問題なく使用できる。

 ゴミ問題は近年大きな公害問題となりつつあるが、その中でも排出量が多く、なおかつ自然分解されないのがプラスチックだ。EVOWAREによると、インドネシアは中国に次ぐ世界第二位のプラスチック廃棄物排出国であり、そのうち90%が海洋投棄され、環境汚染につながっているという。Bioplasticはこうしたゴミ問題の解決に加え、原料となる海藻農家の収入増にもつながるとし、サスティナビリティ(持続可能性)の向上に貢献したい、としている。

 日本でも、過剰包装をはじめとしたごみ問題がクローズアップされつつあり、近年ではレジ袋の削減など、簡易包装に取り組むスーパーやコンビニも増えている。また、3Dプリンターに用いられるフィラメントにも、コーンスターチを原料とした生分解性プラスチックが登場している。

 今一度、こうしたリサイクルやごみ問題について見直してみてはいかがだろうか?

■Seaweed-based packaging
http://www.evoware.id/index.php/product/ebp