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一般利用者登録開始! 経産省も推進する次世代救命アプリ「Coaido119」とは

December 11, 2017

 iOSで利用できる「Coaido119」という119番通報をしながら周囲にSOSを発信できる緊急情報共有アプリが11月より一般向けにリリースされた。

 このアプリを利用すると、119番通報と一緒に事前登録した医療有資格者や救命講習受講者、AED設置者等に情報が届き、救急車が到着するまでの約10分間救命ボランティアを要請できるアプリだ。経済産業省「3回 IoT Lab Selection」でグランプリも受賞している。

 Coaido119 の使い方はシンプルで、事前登録を済ませていればアプリ上からSOSを発信すると119番に誘導してくれる。さらにアプリは周囲のAED設置施設に一斉コールするほか、周辺にいるアプリの受信登録をしている医療有資格者や救命講習受講者に位置情報・音声・映像・チャット情報を届ける。アプリは無料で使用できるがデータ通信量は利用者が負担する。

 心停止は1分ごとに約10%救命率が低下すると言われている。一方で全国の救急車到着平均時間は約8.6分かかり、実際にAEDを持ってきて電気ショックをできたケースは約4%にとどまる。救急車を呼んでも待っている間に命を落としたり後遺症が残ったりするケースは少なくない。しかしこのアプリにより緊急情報を共有することで命を救う確率を上げることが可能になるという。

 アプリは現在のところ豊島区で実証をしており、SOS発信機能は池袋駅から半径1km以内でのみ使用ができ、利用登録は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県でのみ可能だ。

2020年の東京オリンピックでは渡航者の増加や交通渋滞などにより救急搬送システムが破綻する可能性を指摘されているが、新たな救命手段としてCoaido119が活躍するかもしれない。

■ coaido119
http://www.coaido119.com/