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時間や距離の概念から解放される? テレビCMオンライン運用とは

December 14, 2017

 テレビCMオンライン運用が開始されているのをご存知だろうか。テレビCMオンライン運用は日本広告業協会と日本民間放送連盟が共同で進めてきたもので、今年度末までに東京、大阪、名古屋全局を含む42局がオンライン受入可能になるとされている。

 これに先駆けて資生堂はIMD CLOUDを使用し、テレビCM素材「UNO スキンセラムウォーター勝負服篇改訂」をオンライン搬入。国内初となるオンラインを運用したCMだ。

 CM素材はこれまでビデオテープやファイルメディアといった現物による搬入が基本だった。しかしオンライン運用により距離や時間の概念がなくなり搬入時間を大幅に削減、悪天候や災害による素材の不達遅延の回避といったメリットが生まれる。

 また、広告会社と放送局はCM素材の仕分け梱包がなくなり、メタデータ利用により素材登録管理が軽減されるなど業務効率の向上になる。費用の面でも従来のプリント作成業務に関わる費用は軽減される。

 しかしその一方で、メタデータの登録やファイルのアップロードといったファイル運用費が新たに発生する。また、回線障害時の対応やバックアップといった運用面での課題・オンライン運用への理解促進といった普及面での課題が残っている。

10月より開始されたオンライン運用により、今後どのようにCMが発展していくのか今後に注目していきたい。

■テレビCMオンライン運用の概要と10月導入開始について
http://www.acc-cm.or.jp/activity/committee/cmOnline/

■国内初のテレビCMオンライン運用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000025319.html