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燃料は使用済みコーヒー? エコ燃料を作り出すイギリスの企業が話題に

January 17, 2018

 使用済みのコーヒーの粉を、バイオ燃料として使うプロジェクトがイギリスで進行中だ。

 プロジェクトを推進しているのはイギリスのスタートアップ企業であるBio-bean(2013年設立)。コーヒー粉から製造されるのは「コーヒーログ(COFFEE LOGS)」という木炭状の固形燃料や、ビル暖房用の「バイオマス・ペレット」など。

 同社によると、これらの燃料は木炭よりも燃焼時のエネルギー効率が20%ほど向上しており、加えて温室効果ガスも削減できるとのこと。エネルギー効率がよく、かつ持続可能性の高い固形燃料として利用可能だ。ホームページからの直接購入に加え、アマゾンなど大手Eコマースサイト経由でも購入できる。

 同社では原料となるコーヒーの粉を集めるため、廃品回収業者と提携し、カフェや大手コーヒーチェーン店、オフィス、インスタントコーヒー工場、教育施設などからのコーヒー回収事業も手がけている。集められた数千トンのコーヒー廃棄物は、そのままコーヒーログの原料となる。

 また、大手企業とのコラボによる自動車燃料などへの転用プロジェクトも進行中だ。同社は、石油会社大手であるシェルが主催した#Make the futureプロジェクト(2017年11月開催)に参加。コーヒーを原料とした自動車燃料を数千リットル精製することに成功しており、同社によるとこれは世界初の事例であるという。

 食品廃棄物の無駄を減らそうという、いわゆるリユース事業は日本でも注目されつつある。先日放送されたカンブリア宮殿(テレビ東京系列、12月14日放送分)では、食品ロスとして処分される食品を集め、貧困層に届ける支援ビジネスが紹介された。

 今後は持続可能な社会の実現に向け、こうした分野への研究や投資が、より一層進むとみられている。

■Bio-bean
http://www.bio-bean.com/