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まるでガンダムのサイコミュ? 脳波でロボットを動かす技術を東京農工大学が開発中

January 20, 2018

 アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズに登場した架空のテクノロジーが、また一つ実現へと近づいた。

 同作に登場する「サイコミュ」は、ニュータイプと呼ばれる人々の脳波である「サイコウェーブ」を利用して、様々な装置の制御を行うシステム。作中では「モビルスーツ」と呼ばれる巨大ロボットはもちろん「ビット」や「ファンネル」と呼ばれる遠隔兵器も自在に操った。

 現在、東京農工大学は「脳波を使った文字入力・ロボット操作システム」の研究を進めている。このシステムは、特殊なヘッドギアの頭皮に接する部分に装着された電極を通じて、脳波で文字を入力出来るというもの。元々は身体にハンディキャップを持つ人々のために開発された技術で、義手や、義足、さらにはロボットの操作を行うことなども出来るという。

 従来の脳波による装置の操作には、脳に専用の機器をインプラントする必要があったが、ここ数年は歩を進める形で、手術の必要がないセンサーを使用するというスタイルが一般化しつつある。とはいえ、そもそも思いのままに脳波を操るには、ある程度の訓練が必要とのこと。誰もが、自在に使いこなすことの出来るハイテク義肢が誕生するのは、もう少し先の事になりそうだ。

 実は、こうした義肢などのマインドコントロールの研究は、東京農工大学のみならずイングランドのウォーリック大学、アメリカのミネソタ大学など世界中の大学でも研究が進められている。

  IoTやAIなどを活用する「第 4 次産業革命」を牽引すると期待されているロボット工学は、我が国 の得意分野のひとつだと言われている。各研究機関には『機動戦士ガンダム』の国の代表として、是非とも頑張っていただきたいところだ。

■ヒューマンサイエンスとロボットサイエンスの最前線を紹介する 「ヒトとロボット 未来のカタチ 測る・調べる・動かす」展を開催
http://www.tuat.ac.jp/documents/tuat/outline/disclosure/pressrelease/2017/20170524_01.pdf