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VRを使えば短時間でインプット可能? 英国の学習システムの実力が凄そう

January 26, 2018

「VR元年」とまで呼ばれるほどにVRビジネスが盛り上がりを見せた2016年。Oculus社の「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation VR」、HTCとValve Corporationにより共同開発された「HTC Vive」の発売により、VRカルチャーへの認知が一般層にまで広がった年だった。

 翌2017年は、VRビジネスにとってさらなる飛躍の年だったと言えるだろう。初期の段階では、ゲームや映像コンテンツを楽しむエンターテイメント用ツールとしか見られていなかったVR技術が様々な分野へと進出し、その実力を発揮し始めたのだ。

 そしてここ最近、VR技術を取り入れることで飛躍的な発展を遂げるだろうと目されているのが教育産業。中でも、今回紹介する「Macunx」と呼ばれるVRプラットフォームは、そのユニークさで注目を集めている。

 突然だが、海外ドラマ『SHERLOCK』において、主人公シャーロック・ホームズは「精神の宮殿(マインドパレス)」と呼ばれる記憶法を駆使する。作中では詳しく解説されていないが、「精神の宮殿」は特殊能力の類ではなく、実はそこそこポピュラーな記憶術。わかりやすく言うと、覚えるべき事柄を場所と関連付け、空間知覚を介して記憶すると言うやり方だ。例えるなら、頭の中に自分の部屋を思い浮かべ、そこにある様々な場所に、記憶したい事柄を「関連づけて置いてゆく」と言えば分かりやすいだろうか。いや、分かりやすくはない。

 大量の複雑な情報を素早く効果的に学習、記憶、思い出すための強力なツールとなる「精神の宮殿」だが、ことほど左様に全くの初心者には少々敷居が高い。ならば、コンピューターの中にVR「精神の宮殿」を建設してしまおうと言うのがMacunxの基本思想。ユーザーは、学びたい言語とコースを選択すると、言語学者が豊富な研究を通じて作り上げた各言語の構造マップを、記憶の宮殿を使ってマスターすることが可能。驚異的なスピードと完全な保持力で言語学習を進めていくことが出来ると言う。


 対応言語は、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、トルコ語。そのほかに任意の数字を記憶する「ナンバーズ」や歴代のアメリカ大統領、世界のすべての国と首都を記憶することができるコースもあり。

 記憶力に自信がないと言うあなた!この機会に語学学習をしつつ「精神の宮殿」の建設法をマスターしてみては。

■Linguisticator
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