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渋滞解消の最終兵器? 交通状況を判断するスマート信号が登場

February 2, 2018

 トロント市は、2016~2020年の交通渋滞管理計画に関連し、道路の信号切り替えタイミングを最適化するプログラムについて明らかにした。中でもジョン・トーリー市長が発表した、最新プログラムを用いたスマート信号調整アルゴリズムに注目が集まっている。

 スマート信号は、道路の混雑状況に応じてリアルタイムに信号を調整できるため、従来の交通信号よりも効率化の向上が期待できる。トロント市を南北に縦断するヤングストリートなど、既にスマート信号が導入されている交差点もある。

 スマート信号に採用される技術は、ビデオによる画像解析を利用する「INsync」と、レーダーを応用した「SCATS」の2種類だ。

 InSyncは、カメラから送信される画像解析の結果に基づいて渋滞の列の長さを判断し、信号を切り替える。一方、SCATSはレーダーにより交差点の交通量を測定する。

「21世紀に入り、ようやく渋滞を緩和するテクノロジーを採用できた」とトーリー市長は述べている。 さらに「過去3年間にわたり、我々はトロント市内の交通渋滞問題に向き合ってきた。今後も、渋滞解消のために継続的な努力を続けていきたい」ともコメント。

 同市によると、2012年から2016年までの渋滞解消に対する費用便益分析(※)は、5年間合計で53倍と試算されており、非常に高い効果があるとのこと。市の分析が信用に足るものであれば、抜群に投資効率が高い事業といえる。


 日本でも、東京をはじめとした大都市での渋滞は社会問題となっており、最新テクノロジーの導入による渋滞緩和に向けての取り組みが待たれるところだ。

 ※公共事業における費用対効果のこと。B/C

■Toronto
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