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血糖値をスマホで測定! ケースとアプリの合わせ技で特殊センサーを開発

February 6, 2018

 血糖値の測定には、どこに行くにも血糖管理のため、自己測定器をいちいち持ち歩かなければならないことだ。糖尿病患者にとっては厄介な問題で、ストレスになっている方も多いことだろう。

 カリフォルニア大学サンディエゴ校のエンジニアは、どこにいても血糖値を簡単に測定/記録できるスマホケースとアプリ「GPhone」を開発した。

 GPhoneは、スマホケースと小型ペレットの2つのパーツから構成される。ケースは3Dプリント製で、スマートフォンにフィットするように設計されており、角に当たる部分にセンサーが内蔵されている。

 またペレットは使い捨てタイプで、スマホケースの側面に収納される。ペレット内部には、血液中のグルコースと反応する「グルコースオキシダーゼ」という酵素が含まれており、血中のグルコース濃度に合わせて生成される電気信号を計測する。

 こうした測定器には、グルコースオキシダーゼの反応が弱まり、センサーが使い物にならなくなるというデメリットがあった。これに対し、同研究チームはペレットそのものを使い捨てタイプとすることで対応している。

 同大学計算機工学科のパトリック・メルシエ教授は「スマートフォンに血糖値測定機能を統合することで、測定用機器を持ち歩く必要がなくなることは大きなメリットだ。血糖値を自動的に保存するだけでなく、アプリからクラウドコンピュータを経由して医療機関に血糖値を送信する機能もある」とコメントしている。

 医療分野におけるテクノロジーの参入には、未だ研究分野ながら大きな期待が寄せられている。今後も、こうした画期的な製品が発明されることを期待したい。

■サンディエゴ大学
http://jacobsschool.ucsd.edu/news/news_releases/release.sfe?id=2388