TOPICS

ポルシェがIT企業を買収! ブロックチェーン技術がクルマを進化させる?

April 4, 2018

 高級スポーツカーの老舗ポルシェが、ブロックチェーンと人工知能技術を扱う独ベルリンのスタートアップ企業「XAIN(ゼイン)」と提携し、車両にブロックチェーンを応用する研究をスタートした。

 ベルリンに本拠を構えるXAINは、名門オクスフォード大学の研究チームを母体とするスタートアップ。2017年6月に行われた「Porsche Innovation Contest」にて優勝したのが、ポルシェと関わるようになった直接のきっかけだったのだとか。

 とはいえ、「ブロックチェーンをどうやって自動車に?」と感じた方も多いはず。だが、ブロックチェーン技術を利用した代表例、仮想通貨の特性を考えれば合点が行くのではないだろうか。

 仮想通貨は、取引履歴をリアルタイム記録することが可能で、データの改ざんが難しい。つまり、確実にユーザーのデータを確保しつつ、さらに高速かつ安全に共有することが出来る。ポルシェは、こうしたメリットを自動車にも応用して行こうと考えたわけだ。

 同社担当者によれば、ブロックチェーンを用いることで、ロックの解除および施錠が1.6秒で出来るようになったのだとか。従来と比べて、なんと6倍の高速化することが出来たというから驚く。

 そのほかにも将来的には車の充電、駐車、第三者に対する車両への一時的アクセスを認証するシーンなどにも活用出来ると見込んでいるという。もちろん車両から得られる走行データを、安全かつ高速に送信することも可能であるため、自動運転用AIの精度向上などにも貢献してくれそうだ。

 なお、ブロックチェーンの自動車への実装は、ポルシェだけでなく多くの自動車関連メーカーやIT企業が検討しているという。金融の世界に大きな変化をもたらしたブロックチェーン革命は、自動車業界でも着々と進行中だ。

■Porsche
https://newsroom.porsche.com/en/themes/porsche-digital/porsche-blockchain-panamera-xain-technology-app-bitcoin-ethereum-data-smart-contracts-porsche-innovation-contest-14906.htm