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日光だけでなく雨でも発電? 全天候に対応するソーラー充電池が完成間近

May 1, 2018

 通常ソーラーパネルといえば太陽光エネルギーを電力に変換するものだが、雨天時でも雨だれを利用して発電できる充電池が完成間近だ。

 内部に擬似キャパシタや摩擦電気発生器(TENG)を追加し、雨だれの動きによって電力を発生させる。この仕組み自体は以前に完成していたものだが、製造工程が複雑化し、かさばる点が課題だった。

 今回、開発された新機構では、PDMSとPEDOT:PSSという、新素材ポリマーで構成された2層のフィルムを太陽電池に取り付ける。

 このうちPDMS層は水滴との接地面を増加させることでTENGの出力性能を大幅に向上させ、PEDOT:PSS層は相互電極として作用する効果があるという。これらのポリマーは透明であるため、太陽光や雨だれを利用した発電がより効果的にでき、上述の課題を克服しうるとのことだ。

 なお、この機構に関する研究論文は、ACSの学会誌「NANO」において発表された。それによるとショートサーキット時の最大電力は33.0mA、オープンサーキット時の最大電圧は2.14Vを計測したとのこと。

 製品化に成功すれば、全天候に対応可能なソーラーパネルとして大いに話題を呼びそうだ。

■ACS
https://www.acs.org/content/acs/en/pressroom/presspacs/2018/acs-presspac-march-7-2018/with-a-teng-solar-cells-could-work-come-rain-or-shine.html