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NASAが航空産業に本格進出? 騒音が少ない超音速機「X-Plane」を開発

May 8, 2018

 NASAが十数年ぶりに超音速機の開発を発表した。今回のコンセプトは速度だけなく、騒音防止のようだ。

 このたび発表された次世代実験機「X-Plane」は、超音速で飛行できると共に、いわゆる「音の壁」を超えた際に発生する、ソニックブームによる騒音被害を抑えることが目的。ミッションとして、商業用の超音速旅客機が、運用可能となるようなデータを提供することを掲げている。

 今後はいくつかの都市でテストフライトを実行予定で、収集されたデータは連邦航空局(FAA)および国際民間航空機関(ICAO)に提供され、将来的な超音速機に関する法規制の見直しに結びつけられる予定だとか。現在は規制されている超音速機だが、騒音問題が解決できれば実用化につながる可能性がある。

 NASAが発表した今後のロードマップによると、プログラムは3段階に分かれているとのこと。

 設計と組み立て(2019年)、テストフライトとNASAへの納入(2021年)が第1フェーズ、エドワーズ空軍基地での堅牢性などの性能テスト(2022年)が第2フェーズ、および各都市でのテスト(2023~2025)を第3フェーズとしている。

 超音速機といえば、かつてフランスで就航していたコンコルドなどがある。コンコルドは2003年に運用を停止しており、現在では超音速旅客機は運行していないが、NASAの実験が上手くいけば、再び超音速機に搭乗できる日が来るかも?

■NASA
https://www.nasa.gov/lowboom/new-nasa-x-plane-construction-begins-now/