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個体差は"鼻"で判別可能! 迷子犬の捜査に活躍しそうな優れモノAIに期待

May 16, 2018

 リクルートテクノロジーズは4月10日、ほぼ日、シロップ、日本アイ・ビー・エムの3社と共同で、AIを使って犬の鼻紋を写した画像から、個体を識別する実証実験を開始すると発表した。

 鼻紋写真による犬の個体識別技術には、同社のデータテクノロジーラボ部が開発・運用する、機械学習を用いたソリューションAPI群「A3RT」の一部を活用する。

 人工知能(ディープニューラルネットワーク)とデータベースに登録された画像との照合による二段階識別を導入。照合先画像の特徴点を算出し、マッチ数により自動で同一か否かを識別する。

 また、鼻の位置特定には、犬の顔に6点のポインターを付与した下図画像等を学習させた「顔のパーツ位置検出モデル」を利用。自動的に鼻へフォーカスし撮影、ポインターを中心に画像を正方形で自動トリミングを行う。高い汎用性の実現のため、スマホで撮影された解像度であっても、高精度マッチングできる技術を採用している。

 犬の鼻紋は人の指紋と同様に経年変化がなく、一卵性双生児であっても異なる模様をしているため、個体識別への活用が可能なのだとか。日本において、鼻紋による個体識別が日常的に行われているのは現状では畜産業界(和牛)のみだが、このソリューションで身近なものになる可能性があるという。

 今後は迷子犬の捜索を容易にするアプリや、3社との協働実験を通じ、実用に耐えうる識別精度を実現していくとのこと。様々な分野に応用可能な人工知能がいよいよ実用化段階に入りつつあるのかも?

■リクルートテクノロジーズ
https://recruit-tech.co.jp/news/180410_002195.html