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窓を開けても騒音が半減? ノイズキャンセル技術を応用したデバイスの実力が凄い

May 23, 2018

 ナンヤン理工大学(シンガポール)の研究チームが開発した、窓を開けっぱなしにしても騒音を半減できるノイズキャンセラーが話題を呼んでいる。

 窓のグリルに取り付けることで防音ユニットが作動。高品質のヘッドホンで使用される「アクティブノイズコントロール」という技術を使用しており、周囲の騒音を約50%程度までカットできるという。そのため、周囲の騒音を気にすることなく窓を開けて換気できるため、空調や冷房の使用量削減にも繋がるとか。

 防音には、音声の周波数を解析し、同じ周波数の「アンチノイズ」を放出する機構を使用。現段階での消費電力は8ワット程度で、これは小型のBluetoothスピーカーと同程度とのこと。

 今後は窓のグリルだけでなく、様々な場所へ取り付けられるよう設計を改良する予定もあるが、「ヘッドホンと違って、騒音をカットしなければいけない対象域が耳の周りだけでなく広域に及ぶため、技術的には非常に困難が伴う」と開発者のGan Woon Seng教授は説明している。

 なお、これらの研究は、同大学におけるスマートキャンパスイニシアチブの下で進められており、サスティナビリティ(持続可能な発展)を実現するための様々な研究を今後も行っていくとしている。

■NANYANG TECHNOLOGICAL UNIVERSITY 
http://media.ntu.edu.sg/NewsReleases/Pages/newsdetail.aspx?news=9f9b733e-44fc-45b4-9c07-436fe65c1017